2010年1月11日月曜日

柴田是真


 日本橋の三井記念美術館で2月7日まで、柴田是真の漆絵の展覧会が開かれています。私も初めて名前と漆絵というものを知りました。どんなものかと、大して期待はしていませんでしたが、日本の伝統技術のすばらしさに納得。ぜひご覧になるとよろしいかと。ここは着物で入場すると1200円が800円になるというおまけつきです。
エントランスから、エレベーターの造作から三井美術館の雰囲気で、エレベーターの通過階表示も時計の針で表示するというところまでこだわっています。自宅にエレベーターの設置予定の方は参考に訪れて見るのがよろしいかと存じまする。
2007年に銀座のギャラリーで生誕200年の展覧会があったようです。今回は「美の巨人」で取り上げられたということで、来館数がかなり増加しているようでした。この規模の美術館で作品の前に行列ができるというようなことはまれにしかありません。
 写真がありませんがいくつかご紹介
1 台所道具尽の飾木刀 裏に金薄肉高蒔絵で、三度たく米さへ こはしやはらかし おもふままには ならぬ世の中 (便々館湖鯉鮒べんべんかんこりふ)の狂歌が書かれていました。 これは変哲もない木の棒が小さな木刀風に仕上げられているだけで、その辺に転がっていたら子どもが蹴飛ばしておもちゃにしそうな様子です。木の皮が削り残されたようになっているのですが、そこが漆絵になっているとのことです。そんなところに節はない、というところから、漆絵に気づかせる。そこが是真たる所以だそうです。
2 砂張塗盆
 ブリキをこすって磨いて使っていた。なんだこれは?といった凹凸の見える昭和のレトロお盆。のように見えるのですが、お茶席で使う金物のお盆だそうで、もち手が金属のお盆だと思って、持つとその軽さに驚嘆する、というしかけです。つまり漆絵で、さも砂張(さはり)(銅にスズやナマリを溶かしてつくったもの)のみせる。是真のだまし
3 柳に水車文重箱
 パンフレットを飾っている重箱 春と秋の替蓋つき
 飾り物にせずに使ってこそ、とは思いますがね。
4 盆花に飛蝗図漆絵
 かぼちゃの半開きのオレンジの花になんとバッタがへばりついていますよ。これは若冲も描きそうな構図です。バッタの細い足まで漆絵で書いているところがすごいものです。
5 烏鷺図漆絵
 飛んでいる鷺の足先に羽毛が二枚舞っている。ちょっとしゃれています。
どれも予想以上にすばらしいものでした。それにしてもこの作品展の8割は アメリカのエドソンコレクションのものだといいますから、まあお金はあるところにはごまんとある。日本の魅力はすばらしいと思えばね。「美の巨人」で紹介されていた 今日の一枚 は板橋美術館所蔵 ということでしたので、まったく関係はありませんがちょっと安心いたしました。

2010年1月9日土曜日

コジュケイ















畑の中にある草地、以前はごぼうとかサトイモとかを植えつけていましたがこのごろはなぜか、そのままになっています。何やら、ごそごそと動いているものが目に付きました。何だろうとよく見ますと、コジュケイの家族が餌をついばんでおりました。







 鳴き声は「チョット来い ちょっとコイ」とけっこうおやかましですが、赤い顔の線とかがあって、いい感じです。




 春には子どもをつれた親鳥がカルガモのように道路を渡って、隣の畑とかに散歩に出かけています。ここは狸もいて、どうかするとカッコウが鳴いたりするんですよ。

すずめ








ベランダの先に餌台を作ってあります。冬の時期はエゴマなどの餌をのせておきます。初めはなかなか寄り付きませんが、しばらくするとご覧の通り すずめもけっこうかわいい鳥です。どうかするとドバトが来て、食べつくすんだよなあ。そばに行ってどかすまで居座るという、すごい根性。


 これも、窓のそばに近づけて、毎日続けると そのうち手に乗るようになるそうです。

2010年1月8日金曜日

氷り




















 諏訪大社前宮 名水「水眼」の清流で、けっして氷る事がないということで、一口いただきました。

















 が、氷るところもありまして、それでも流れは氷りません。
























 こちらは三社参りの三つ目 津島社 ここも氷っておりました。










寒さに負けず乗り切る力にしたいと思いますね

2010年1月7日木曜日

初詣






 長野県茅野市 諏訪大社本宮にお参り致しました。ここが全国の諏訪神社の総代 上社には前宮と本宮 諏訪市にある下社には 秋宮と春宮があるのよ 下社なのに諏訪のほうが人が集まるね。今年の御柱も諏訪のほうが人出が多い。





  今年から観光協会が本腰を入れたことで、祭りのときの木落としの時刻を守ることとかが話し合われたそうです。まあね、1時間以上遅れるなんて何でもないどうかすると2時間遅れとかね。ツアー観光になりません。

 それで、お参りの後門前のお店を見物しました。










これは出店ではなくて、毎度のお土産屋さん。焼きそばと 五平餅 もっと近くで写したかったのですが、見るだけなのでね、


















ここは、たまこん たまこん? 丸いこんにゃくをおでんみたいにたれに入れて、煮込んだものね。するめを入れるとすごい美味しい。




ここはお煎餅のお店 看板が焼き加減ちょうどのお煎餅っていうところ










このお店「宝つり」面白いのは 男の子 女の子 と分かれているところ。心配なのはお客が誰もいそうになかったこと。いまどきねえ、これで繁盛するとも思えないんですが
 昔よくあった、射的のお店がありませんでしたね。