2013年1月26日土曜日

外壁塗装 2

 屋根の塗装を始めたのが 8月16日ごろ 外壁に入ったのが8月の末ごろでしょう。


初めはカッターでコーキングの両サイドに切り込みを入れます。カッターは新しい刃と交換することです。切れ味が作業効率に直結します。できれば「オルファ」のカッターを推薦いたします。100金などの安物に惑わされないことです。 この作業は初めはコーキングの仕組みが分かっていないうちはちぐはぐで効率が上がりませんが 慣れてくれば結構作業が進みますから初めからあせらないことです。初めは慎重に ていねいに始めてください。
 一番上のコーキングの両側にカッターを入れて ラジオペンチでつまみ出します。後は両側を削りながらはがしていきます。そうすると写真のように コーキングの裏側にテープが張ってあるのが見えてきます。(色は青と決まっているわけではありません)サイディングの端にこびりついているコーキングをカッターでそぎ落としながら作業を続けます。ていねいにそぎ落としておくことが大切です。私のところのサイディングは削りやすいものとそうでないものとが混じっていてそれが作業の効率と仕上がりに関係しました。
 コーキングの仕組みは 断熱ボードの外側に防水シートが張られてその外側にサイディング というような形になっているはずです。サイディングは長さが決まっていますからつなぎ目ができます。それを埋めるためと 外壁のゆがみや地震などのゆれのクッションのやくわりもかねているいようです。つなぎ目の間に 『ハットジョイナー』という凸形の金具が入れてあるか、バックアップ材と呼ばれる発泡剤(これはホームセンターにおいてあります。)が入っています。これはコーキングを接着させない面を作るためと、不必要にコーキング材をつかわないようにするためです。ただしコーキングの暑さは1cm程度は最低確保されていないと意味を成しませんので、コーキングをはずした時に確認してください。私のところはおおむね1cm~1.5cmぐらいでした。ほとんどは青いテープ(ハットジョイナーに貼り付けてあるボンドブレーカー)が貼ってありました。窓枠の一部にだけバックアップ材が使われていました。
 つまりコーキング材はサイディングの小口だけに接着させて、建物側には接着させない仕組みにしてあるというわけです。これは約10年ごとに打ち直しをしないといけないために、その時の作業効率を考慮してあるのと サイディングのクッション効果の両方ではないのかと考えましたがどうでしょうか。とにかく接着してあるのは両側だけなのでカッターを上手に入れられるようになると きれいにはがれていきます。 

2013年1月25日金曜日

外壁 塗装


屋根の塗装が終了して、次は外壁の塗装に入りました。 初めにケルヒャーでカビや泥をおとしました。北側には緑色の細かいカビがかなりついていましたが よく取れました。後からよく見ると サイディングのつなぎ目の山が何箇所か角が削れているところがありました。そのときは気づきませんでしたが 高圧洗浄の時に角が多少削れたのだと思います。南側は変化はほとんどありませんでした。 ケルヒャーは家庭用のワンランク上のタイプだったので圧を多少調整するとよいのかもしれません。コケを取るか多少削れるか 状態にもよると思います。
 
 洗浄のあとコーキングの状態を確かめました。コーキングがやせてはがれているような状態になっているものはほとんどありませんでしたが、一部はかなりやせている部分もありました。南側より北側のほうが劣化が進んでいました。 写真はくぼんでしわがよっている状態です。まあまだ何年かは持つ状態、今回はこの状態のものでも全てやり直しました。


外壁の塗装面の様子はこんなところです。指でこすると場所によっては白くなります。


さて いよいよ始まりです。初めはコーキングのやり直しです。打ち増しといって今のコーキングの上からコーキング材を上塗りする方法もあります。コーキングの状態によって 打ち直しと打ち増しを使い分けるのだそうですが 私は全て取り替えることにしました。まず脚立をつかってもとのコーキングをはがします。


この作業を進めるにあたりネットの『外壁塗装日記』
http://www7b.biglobe.ne.jp/~rocky_home/RepairDialy1.html
を大いに参考にさせていただきました。セルフで塗装を計画されている方はぜひ一読されることをお薦めいたします。

最初の作業に必要な道具


ラジオペンチ コーキングの一番上をつかんではがすのに使います。
カッター    コーキングの両側をカッターで切り込みを入れてサイディングからはがします。
へら      ボンドブレカーについたコーキングをはがします。

使い捨てゴム手袋