屋根の塗装を始めたのが 8月16日ごろ 外壁に入ったのが8月の末ごろでしょう。
初めはカッターでコーキングの両サイドに切り込みを入れます。カッターは新しい刃と交換することです。切れ味が作業効率に直結します。できれば「オルファ」のカッターを推薦いたします。100金などの安物に惑わされないことです。 この作業は初めはコーキングの仕組みが分かっていないうちはちぐはぐで効率が上がりませんが 慣れてくれば結構作業が進みますから初めからあせらないことです。初めは慎重に ていねいに始めてください。
一番上のコーキングの両側にカッターを入れて ラジオペンチでつまみ出します。後は両側を削りながらはがしていきます。そうすると写真のように コーキングの裏側にテープが張ってあるのが見えてきます。(色は青と決まっているわけではありません)サイディングの端にこびりついているコーキングをカッターでそぎ落としながら作業を続けます。ていねいにそぎ落としておくことが大切です。私のところのサイディングは削りやすいものとそうでないものとが混じっていてそれが作業の効率と仕上がりに関係しました。
コーキングの仕組みは 断熱ボードの外側に防水シートが張られてその外側にサイディング というような形になっているはずです。サイディングは長さが決まっていますからつなぎ目ができます。それを埋めるためと 外壁のゆがみや地震などのゆれのクッションのやくわりもかねているいようです。つなぎ目の間に 『ハットジョイナー』という凸形の金具が入れてあるか、バックアップ材と呼ばれる発泡剤(これはホームセンターにおいてあります。)が入っています。これはコーキングを接着させない面を作るためと、不必要にコーキング材をつかわないようにするためです。ただしコーキングの暑さは1cm程度は最低確保されていないと意味を成しませんので、コーキングをはずした時に確認してください。私のところはおおむね1cm~1.5cmぐらいでした。ほとんどは青いテープ(ハットジョイナーに貼り付けてあるボンドブレーカー)が貼ってありました。窓枠の一部にだけバックアップ材が使われていました。
つまりコーキング材はサイディングの小口だけに接着させて、建物側には接着させない仕組みにしてあるというわけです。これは約10年ごとに打ち直しをしないといけないために、その時の作業効率を考慮してあるのと サイディングのクッション効果の両方ではないのかと考えましたがどうでしょうか。とにかく接着してあるのは両側だけなのでカッターを上手に入れられるようになると きれいにはがれていきます。
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