初めは屋根の塗装をするつもりはありませんでしたが 10年目のメンテナンスの説明で 屋根の塗装の話が出たので ああそれもあるのか といったところです。家の周りを見ても もちろんどこっも我が家よりも築年数は長い しかし屋根のメンテをやっている様子は皆無です。 どこも茶色く変色 それは近くの街中を歩いて屋根の様子を見れば分かります。
綺麗な屋根はほとんど新築 屋根が綺麗になっている10軒のうち壁の塗り直しとセットでやったと思われるケースは一軒かまあ2軒あるかないかでしょう なかにはコーキングが割れてはがれてひどい状態になっているのが見える場合もありました。まあそれですぐに雨漏りや水が入るわけでもないのですがね。
屋根に塗る塗料をどうするかです。今にして思えばきちんと塗料屋さんに相談すればよかったんでしょうが ネットで探しても、ここの近くには塗料屋さんがありません。いつも行くホームセンターをのぞいていると(コーナン) 遮熱塗料が並べられていました。そういえば東北の仮設住宅のトタン屋根に遮熱塗料を塗りにいった というニュースが流れていたのを思い出して それがいいのかと思ったわけです。 もう一軒(ビバホーム)も見に行きましたが そちらには通常のものしかおいていませんでした。係りの人と話をしてみましたが あるものしかないというようなことだったので まーそんなものか ということで。
一番は フッ素 次はシリコン そして ウレタン というようになっているぐらいは分かっていました。蓼科は日本ペイントのフッ素二液 デュフロン4F 滑雪性抜群10年以上大丈夫 というふれこみでした。お値段は結構高い シリコンの2倍以上はします 蓼科は雪が積もります。去年の夏に屋根の塗装をして今年の冬 うちの屋根には雪が無い これは驚きでしたよ。 ほかの家の屋根には雪が何センチも積もったままでしたからね
それで選んだのは アサヒペンの遮熱塗料 普通のシリコン塗料の倍のお値段でした。 下塗りと上塗り それぞれ10Kg 一缶ずつ 色は黒は暑くなりそうなので 銀黒にしました。 まあ瓦屋根の色に近いという選択でした。
シーラは油性 色は白 でした。下塗りはなぜ色がついているのかと無色のほうが上塗りの時によかろうに と思いましたが そこが素人 蓼科の鉄板スレートの時はさび止めを兼ねた下塗り これは赤茶色でしたしね。 後から分かりました。下塗りに色がつくのは下塗りしてあるところがよく分かるようにするためでもあるんです。 とにかく一階の屋根に脚立を持ち上げて 二階の屋根にかけました。
一階の屋根には2階のベランダから手すりを乗り越えて回り込みます。初めにケルヒャー高圧業務用で水洗いをしました。 これは息子ががんばってやってくれました。私は延長ホースが邪魔にならないように手繰る役目。 見ての通りで足場なし 安全ロープなし よくやりました。今思えば冷や汗物で 事故無くよくできましたよねえ。皆さんは絶対まねをしないようにしてください。いま思えば二階のベランダの手すりからロープを出して 安全対策をすればこの程度の傾斜ならまあ安全を確保して作業はできるとは思います。このときはこの傾斜なら大丈夫と考えたわけです。蓼科の屋根と傾斜が同じ程度に見えたからです。
水洗いの翌日 下塗りにかかりました。全部で6面ありました。寄棟の屋根で小さな三角が二つ台形が4面です。 二人で9時から16時までかかりました。 息子は筋肉痛になったとぼやいていましたが。一番大変だったのは北側の 軒の長さが9mの面 ほかのところは長さが短いのと下に1階の屋根があるので高度感が解消されるのです。北側はそのまま6mほど切れ落ちている状態です。体が元気なうちは恐怖感も無くローラー塗りの作業を繰り返すだけですが 疲れてくると滑り落ちそうな体勢になることが時々。 屋根の塗装作業は靴も安全上大切です。スレート鉄板の場合はゴムの平底が一番ですが コロニアルの場合はジョギングシューズのような靴のほうが滑り止めがよく聴きます。どちらも新しい靴をつかうほうがいいです。私の場合はナイキの履きなれた靴をつかっていましたが 一日目を終わって靴のそこを見ると 何と靴の滑り止めのゴムがそこからずれてねじれていました。
これで下塗り終了しました。白くなっているのが分かると思います。
二日目に上塗りを行いました。上塗りは水性です。息子は仕事なのでわたし一人 これがきつかったです。 初めは元気なうちに北側の9mの斜面の下から3列目までを済ませました。まだまだ元気快調です。靴も新しいものにしたので滑るという恐怖感から開放されていましたから。 次は一番となりの家に近い軒先のところを塗りました。ローラーで塗るので ていねいにやれば飛び散ることはありませんが念のためです。コロニアルが切込みが入って重なっているところを塗りこむのが手間がかかります。何でこんなことをしているのか、雨の水きり効果でしょうかね。材料削減ではないかと思いますが。一人なので半分少しでタイムアップ 翌日残りを仕上げました。 さすがに腰が痛くなりました。まあ80万の仕事を6万程度で仕上げようというのですから 致し方ないか。
上塗り完成 銀色に光ってすごいことになりました。光る屋根ですからね。
これが使った道具です。気の棒で塗料をよく混ぜないとシーラは油とよく混ざりません。上塗りは下に色がたまらないようにていねいに混ぜます。刷毛も初めは使いましたが 効率が悪いので結局ローラーですべて行いました。 細いもののほうが刷毛のように使えるのでとても便利です。 塗料入れはコーナンにあったものは少し小さくて使い勝手がよくありませんでした。蓼科の塗料屋さんで勧められた少し大きめのもののほうが長く使えて便利です。ホームセンター(コーナン)にはおいてありませんでしたね。